エルドアン大統領・CHPオゼル党首、初の会談
2024年04月24日付 Cumhuriyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領と共和人民党のオズギュル・オゼル党首との間の初めての対面はトルコ大国民議会開設104周年記念日と4月23日の「こどもの日」のため実施された国会の式典会場で行われた。

二人の党首はエルドアン大統領の招待によりトルコ大国民議会の大理石の間でお茶をした。対面に際しエルドアン大統領はオゼル氏に体調について質問し、オゼル氏は会談を要求したと明らかにした。エルドアン大統領は退席の際、オゼル氏と来週会談することを明らかにした。

トルコ大国民議会の開設104周年記念日のため催された国会の式典会場にて、まず初めに共和人民党のオズギュル・オゼル党首は記者たちの時事に関する質問に答えた。エルドアン大統領と来週行われるものと予想される会談に関する質問に回答したオゼル党首は「この状況下で有権者は我々にお互いに喋らず、対立・論争する二人の政治的リーダとなる任務を与えなかった。バランスの取れた、真っ当なコミュニケーションが取れれば、国民に利する。緊張状態に再度陥り議論するのなら、国民に利さない。だが、のちに国民は自身に不利益を与えた者を負けさせる。」と述べた。

◾️「交渉は打ち切らない」

オゼル氏は、エルドアン大統領と話す前に新憲法に関し何ら述べることはできないと言及し、「交渉は打ち切らない。スタートラインが必要だ。憲法は従うために作られる。」と述べた。オゼル氏は早期の選挙の議論に関して「国民が求めずには私も求めない。」との見解を繰り返した。

オゼル氏がジャーナリストの質問に回答していた時、エルドアン大統領も式典が開催される会場に到着した。これを受けて、会場では「エルドアン大統領とオゼル氏は握手をするのか。」という質問が問われ始めた。しかし、両者は会場で揃うことはなかった。オゼル氏はエルドアン大統領と会場で対面しなかったことに関して、「握手することになんの障害もない。実際、来週には握手するだろう。意図的に対面しない時期は終了した。」と述べた。

◾️「立ち話で済むことではない」

この間、エルドアン大統領も会場に入ったのち、メディア陣の質問に答えた。エルドアン大統領は、メディアが「オゼル氏も会場にいる」ことに触れ、対面の有無に関する質問を受けて、「オズギュル・オゼル氏が私との会談を望んだ。できるだけ早期に実現したい。立ち話で済むことではないのだ。」と述べた。しかし、式典の後、二人の党首はトルコ大国民議会のヌマン・クルトゥルムシュ議長とエルドアン大統領の招待により大理石の間で対面した。

公正発展党のムハメッド・エミン・アクバシュオール会派副代表は、オゼル氏に「大統領がここにおられ、あなたをお茶に招待している。」と述べ、招待を行った。エルドアン大統領とオゼル氏は、お茶に招かれ、初めて国会で対面したが、大理石の間での対面は約15分続いた。両者がお茶を飲んだ際に、会談の日程が話題となったのが明らかになった。しかし二人の党首は写真撮影では隣に並ばなかった。エルドアン大統領は国会から出る際に行った説明の中で「オゼル氏と来週会談する。」と言及した。

◾️「場所については話されていない」

オゼル氏とエルドアン大統領との対面の内容に関する情報を明らかにした共和人民党のムラト・エミル会派副代表は、両者は和やかな対面だったと述べた。お茶への招待はエルドアン大統領が行ったと述べたエミル氏は、「温かい対面が行われた。大統領閣下は我々の党首の健康状態を質問した。手術がどのように行われたのかを尋ねた。その後、大統領との会談について『来週』と述べられた。 その後、お互いの事務方間で連絡を取り合うことになり、この直接会談が行われることになろう。場所については何も話し合われなかった」と情報を共有した。

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( 翻訳者:伊藤颯汰 )
( 記事ID:57759 )