レバノン:ナスルッラー氏が在シリア・イラン領事館への攻撃についてコメント(2)
2024年04月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ナスルッラー氏「イラン領事館への攻撃の目的は軍事顧問らのシリア国外への追放である」
【ベイルート: 本紙】
同氏はさらに次のように述べた。「敵国(イスラエル)が公然と戦争を宣言し、そしてイラン軍を標的としていると主張しながら、地域の抵抗運動に多大な貢献を行ったイラン人軍事顧問らを標的としているのであれば、これはイスラエルが、自身が後援しているシリアへの全面的戦争において失敗していることが原因である」。そして同氏は「シリアのイラン領事館を標的化するということは、攻撃がシリアだけではなく、イランに対しても向いていることを意味する」とみなし、「攻撃の目的はイラン人軍事顧問らをシリア国外へ追放することである」と述べた。さらに「イランがシリアの意思決定権を持っているという主張には根拠がない」と付言した。
ナスルッラー氏は、ザヘディー氏が1998年以来レバノンで担っていた責任と、2008年にイマード・ムグニーヤ氏が暗殺されたのちのザヘディーのレバノン帰国を振り返り、「当時、彼の地域(レバノン)への帰国が合意され、2014年まで6年間滞在した」と述べた。さらに「その後ザヘディー氏は2020年に再びレバノンに戻り、殉教する時まで滞在した。彼は14年間、私たちとともに祝福すべき人生を送ったのだ」と加えた。
さらにナスルッラー氏はイスラエルのガザ侵攻についても言及し、「ネタニヤフ氏は現実から乖離している。世界中が彼に『あなたは敗北した』と言っているなかで、彼はイスラエルが勝利を実現したと言っている。そして彼がガザでの停戦を宣言した時、それはイスラエルの歴史的敗北を意味するのだ」と強調した。
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( 翻訳者:酒井梢太 )
( 記事ID:57801 )