イスラエル:仏外相がレバノン問題をめぐってイスラエル外相と会談(2)
2024年04月30日付 al-Mudun 紙


■セジュルネ仏外相が南部での対立を終結させるためにイスラエルに「フランス文書」を提示

【本紙】

第一段階は、国連安保理決議第1701号に則ったヒズブッラー・イスラエル軍間の軍事作戦停止である。第二段階は、イスラエル北部住民(北部入植地の入植者ら)の安全な帰還、レバノン国民が南部にある自身らの町村へ安全に帰還すること、さらにレバノン軍の国境地帯への展開、国境では国連レバノン暫定軍(UNIFIL)を強化するとともにレバノン軍の数を増やすこと、そしてこのために必要な支援を供給することである。第三段階は、陸上国境の画定や、シャブアー農場やカフルシュバー丘陵、ガジャル村の北部区域といった係争地の問題解決に向けた安定的な交渉に復帰することである。

複数の情報によると、フランス側の提案に対してなされた修正は「ヒズブッラーのリーターニー川以南からの撤退」という文言にかかわるものであり、その後半部が「再配置」という表現に置き換えられたという。またフランスの提案は1996年4月の停戦合意に関して、これが米国・フランス・レバノン・イスラエルによる監視下で実施されることを示している。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:57828 )