レバノン:ヒズブッラー副書記長「レバノン南部問題をめぐるイニシアチブは生き長らえることはできない」
2024年04月27日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ヒズブッラー副書記長「レバノン南部問題をめぐるイニシアチブは生き長らえることはできない」

【ベイルート:DPI通信】

レバノンのヒズブッラーの副書記長であるナイーム・カースィム師は土曜日、レバノン南部問題をめぐるイニシアチブは「その骨子がガザで停戦とならない限り、生き長らえることはできないだろう」との見解を述べた。

同師は今日のスピーチで、「(レバノン)南部における停戦という主題のもとに、イスラエルにガザでより多くのことを行えるような安堵をもたらすためのイニシアチブを主導する者については、彼が我々に対し、敵であるイスラエルへの支援に参加するよう呼びかけていることを意味する」と述べた。

さらに次のように付言した。「我々はガザとパレスチナの側にあり、イスラエルの側にはない。従ってイスラエルには、まずはガザで停戦させ、続いてレバノンでの停戦を行わせよう。我々に降りかかってくる脅威とはつまり、イスラエルが『お前たちを攻撃し、お前たちと戦闘を行うかもしれない』という脅威である。我々は彼らに伝える。イスラエルによる脅威は、我々の戦闘が正当であることへの確信を強め、我々の立場をより強固なものにしている。これらの脅威が我々と彼らのどちらに資することになるのか、我々は今後目撃することになるだろう」。

さらにカースィム師は、イスラエルのヨアヴ・ガラント国防相による北部住民の帰還に関する声明について、「戦争のために北部住民の帰還は不可能である。それどころか戦争はこうした帰還をますます困難なものにしており、彼らの帰還に終止符を打つことになるかもしれない」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:池内一生、木村真翔 )
( 記事ID:57936 )