アンカラ・チャンクル間、トゥズ(塩)特急、発進!
2024年05月19日付 Cumhuriyet 紙
アンカラ発チャンクル行き「観光列車トゥズ(塩)特急」が5月18日に運行開始する。トゥズ特急のチャンクル観光への貢献が期待される。
アンカラからチャンクルまでの観光列車の運行開始は、チャンクル県庁主導のもと、自治体、トルコ国鉄、北アナトリア開発庁、チャンクル連盟、TÜRSAB(トルコ観光代理店協会)中央アナトリア地域代表委員会加盟代理店の協働により決定された。
■90年ぶり
トゥズ(塩)特急は、チャンクルで1934 年に運行開始した「テネズー鉄道」という名の列車の後継にあたる。トゥズ特急第一便は5月18日に出発し、乗客にチャンクルの史跡・観光スポット訪問と地元料理を味わう機会を提供する。発表でも、トゥズ特急は90年前にチャンクルに存在したテネズー(周遊)列車の後継だとされており、「トゥズ特急は乗客を過去から現代まで運ぶ。チャンクル県庁、チャンクル市、北アナトリア開発庁の協働で実現したこの列車は、地域の観光事業を促進することを目的としている。トゥズ特急第一便は、2024年5月18日土曜日の午前7時50分にアンカラ駅を出発する。雰囲気のある列車の旅の後には、歴史の香り漂うチャンクルの街並み、魅力的な塩の地下洞窟都市、お洒落な美術館、地元料理レストランが過去に誘う。乗客定員は約250名で、チャンクルでのツアー行程後、同日19時40分にアンカラへの復路便が出発する」と説明されている。
■トゥズ特急のツアー内容
特急は毎週土曜日に運行される。定員は250名で、乗客は、ヒッタイト時代から受け継いだ塩の地下洞窟都市、医学・薬学のシンボル(である絡み合った蛇)の発祥である石の礼拝堂、800万年前の化石が展示されているチャンクル博物館、フェリット・アカルンラジオ通信博物館、昔の品々を展示し訪問者を過去に誘うチャンクル文化家屋を訪れる機会を得る。
ヤラン(「仲間」)文化が息づくチャンクルに「観光列車トゥズ特急」で旅したいと望む人は、5月18日、5月25日、6月1日、6月8日にそれぞれ出発する第4便までのツアーチケットを旅行代理店で購入できる。
■トゥズ特急チケットの購入方法
5月18日、5月25日、6月1日、6月8日出発のトゥズ特急ツアーに参加したい人は旅行代理店でチケットを購入できると発表されている。同じ発表では、北アナトリア開発庁が実施する「2024年 西黒海の代替支援プログラム」の枠組みで、トルコ観光代理店協会に加盟する旅行代理店のうちグループAの代理店に補助が行われることも強調されている。
この補助を受けようとする代理店は、2024年11月30日までに開催する企画を北アナトリア開発庁に申請できるとされ、申請締め切りは2024年10月31日木曜日23時59分であることも発表された。
■チャンクルの商業者の期待
市内で塩業を営むエスラ・クル氏は、食卓用、調理用、そしてギフト用の塩を販売していると述べた。
クル氏は、90年前の前トゥズ特急の旅に言及しつつ、「このツアーは商業に貢献すると思う。チャンクルの広報にもプラスの結果をもたらすと思う」と語った。
また、菓子店を経営するブラク・シャーヒン氏も、トゥズ特急の運行を喜ばしく思っていると述べた。
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( 翻訳者:原田星来 )
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