玉ねぎが入っても入らなくても、最低賃金じゃメネメンも食えなくなる
2024年06月04日付 Cumhuriyet 紙


玉ねぎが入っても入らなくても最低賃金では徐々にメネメンをつくることすら難しくなっている。卵の値上げはメネメン指数を引き上げるだろう。

メネメン指数は669.17にまで引きあがった。

5月にメネメン・インフレがみられ、卵で8%、玉ねぎで20%、青唐辛子で37%、トマトで11%上昇し、月で13.98%、年間で41.05%にまで達した。メネメンは12か月平均で50.66%となった。

市場から撤退する生産関係者と生産コストの増加による供給ショック、及び観光・学業シーズンが近づくため、今年の後半には卵の価格上昇が予想される。消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)間の差に注目すると、食品とノンアルコール飲料が主要インフレ発生に及ぼす影響力の大きさ故に、ベース効果が期待されるほど救世主にはならないかもしれない。

◾️市場の価格とマーケットの価格間の差が拡大

メネメン指数を提示したベイコズ大学の教員の一人であるジャネル=オズドゥラク准教授は「季節要因による改善を脇に置けば、価格動向とインフレ予測において不規則性が続くなか、地区内の露天市場とマーケットの価格間の収束が別の目安となる。特に卸売市場価格と露天市場価格間の深刻な乖離が続いている。最低賃金は幾度も引き上げが必要だという主張も議論となり続けているなか、最低賃金がメネメン・インフレーションに対して溶ける様子は答えを明確に示している」と発言した。

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( 翻訳者:安孫子織絵 )
( 記事ID:58038 )