逮捕のハッキャーリ自治体共同首長、懲役19年に
2024年06月05日付 Medyescope 紙


人民の平等と民主(DEM)党のハッキャーリ自治体共同首長のメフメト・スッドゥク・アクシュ氏は解任され、後任に管財人が任命された。当人は「テロ組織を指導した」罪で19年6ヶ月の懲役を言い渡された。

人民の平等と民主(DEM)党のハッキャーリ自治体共同首長のメフメト・スッドゥク・アクシュ氏は、解任され、後任に管財人が任命された。当人は「テロ組織を指導した」罪で19年6ヶ月の禁固刑を言い渡され、刑務所に送られた。

ハッキャーリ県新聞のゼキ・ダラ記者が伝えるところによると、判決の後、DEM党のテュライ・ハーティモールラル共同党首を含む政治家たちは商店街の中心部に向かってデモ行進し、彼らに警察が介入したという。

DEM党のハーティモールラル共同党首は、この件に関する声明で、「大統領官邸は、国民へ戦争を開始した。公正発展党(AKP)のクーデターは登録済みである。エルドアンよ、この管財人任命政策を諦めるべきだ。あなたが私たち、つまり国民、権利、法、正義に対して戦争を開始するならば、この国民もあなたに対して民主主義を基に最善の答えを出すだろう。管財人任命政策はクーデターであり、意思の強奪だ。」と述べた。

◾️何が起きたのか

3月31日の統一地方選挙でDEM党が勝利したハッキャーリ自治体は、警察の強制捜査を受けた。同党は、ハッキャーリ自治体共同首長のメフメト・スッドゥク・アクシュ氏がヴァンで拘束されたと明らかにした。

[内務]省の声明によると、ハッキャーリ県知事のアリー・チェリキ氏は、ハッキャーリ自治体の首長代理として任命された。アクシュ氏は、「武装テロ組織を指導した」「武装テロ組織の一員であり、組織のプロパガンダを行った」という罪状で立件され、裁判は進行中である。

同党のソーシャルメディアのアカウントで共有された声明では、「我々はこの管財人的ものの考え方を拒みます。国民はこれを認めないことを3月31日に民主的に示したのだ」と述べられた。

DEM党の声明は次の通り。
「あらゆる場面で国民の意思の力に敗北してきた政府は、またしても彼らが最も得意な方法である意思の力の強奪、すなわちクーデターに訴えた。今朝、私たちのハッキャーリ共同首長のメフメト・スッドゥク・アクシュ氏はヴァンで拘束され、私たちの自治体も警察の力で強奪された。この我々はこの管財人的思考を拒絶する。国民はこれを認めないことを3月31日の民主的に示したのです。このクーデター的かつ管財人的なものの考え方は、単にハッキャーリ自治体だけでなく、全トルコ国民の意思に対する脅威である。私たちの国民は民主的な反応を最高レベルで示すだろう。我々は、民主主義を支持するすべての人々に、このクーデターに対して明確な態度を取るよう呼びかける。」

ハッキャーリ県知事府は、「抗議による攻撃を防ぐ」ために、デモ行進、集会、記者会見、座り込みなどのあらゆる種類の抗議活動を県全域で十日間禁止した。

「私たちの憲法及び、法律で想定されている制限と禁止の条件に直接的に明確に該当すると評価される行為及び攻撃を防止すること、私たちの国民の生命及び財産を守ること、テロ組織の計画を排除すること、そしてこの文脈で国家の安全を確保し、公の秩序と公衆衛生を守り、犯罪の実行を防ぎ、基本的権利と自由と他者の権利と自由の継続、そして一般的な公的秩序の継続を保障するともに、暴力事件の拡大を防止するため、
ハッキャーリ県は地理的境界線内における、2024年6月3日午前8時から2024年6月12日午後11時59分までの十日間、集会・デモ行進に関する法律第2911号に基づきデモ行進、野外集会、屋内集会、プレスリリース、座り込み、アンケート調査、テントやスタンドの設置・開設、署名運動の組織、広報・パンフレット・チラシの配布、そしてあらゆる種類の抗議活動を、集会・デモ行進に関する法律第2911号および県行政法第5442号の関連条項に基づき禁止とする。」

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( 翻訳者:田端咲希 )
( 記事ID:58040 )