シリア:アサド大統領がアスマー夫人の病気に言及(1)
2024年06月17日付 al-Mudun 紙


■バッシャール・アサド大統領、妻が患った2度目のがんについて初めてコメント

【本紙】

シリアのバッシャール・アサド大統領は、シリア大統領府によってそれが公式に発表されてから約一か月後、妻のアスマー氏が病気を患っていることに初めて言及した。

SNSプラットフォーム上に投稿されたビデオのなかでは、アサド大統領がダマスカスでのイード・アドハーの礼拝の間に現れ、彼を取り囲む宗教家のうちの1人によって投げかけられたアスマー・アサド氏の健康状態についての質問に答える姿が映し出された。そして同大統領は、自身の妻を襲った白血病は「困難」であり、その治療も「同様に困難」であると述べた。

数年前に妻のアスマー氏が乳がんを患った時と同様に、アサド大統領はプロパガンダ的かつ政治的なメッセージを発信するために妻の病気を再び利用した。そして「人間は難病にかかった時、そのことについて神(アッラー)の知恵は何かと尋ねるときがある」と述べ、「もし人間が自分自身のことを他人の不運と比較したら、自分の不運はより軽いものと思えることがあるかもしれない」と続けた。

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( 翻訳者:森川明穂 )
( 記事ID:58138 )