イラン外務省は、声明の中で国際原子力機関理事会の反イラン決議を非難しつつ、この措置は政治的で非建設的であり、一部の欧米諸国による失敗したこれまでの政策を継続するものであると見なした。
【ジャーメ・ジャム電子版】イラン・イスラーム共和国外務省は、IAEA理事会会合において反イラン決議を可決した多くの国々の措置を強く非難した。
外務省の声明には次のように述べられている。「イラン・イスラーム共和国は、この決議案の提出と可決を、政治的で非建設的、そして一部の欧米諸国による失敗したこれまでの政策を継続する措置であり、独立国家に対し国際的メカニズムを政治的に悪用しようとする試みであると見なす」
外務省はこの声明にて、次のように述べた。「イラン・イスラーム共和国は、不拡散条約とIAEA保障措置協定に基づく国際的な権利と義務の枠組みの中で、IAEAとの技術協力を継続する義務を負っている」
イラン外務省はまた、次のように記している。「この決議書の発出は、核エネルギーの平和的利用を継続し、関連する国際条約に基づく国の権利に従って核開発計画を遂行するというイラン・イスラーム共和国の意志に対しいかなる影響を及ぼすものでもない」
昨日、IAEA理事会の会合において欧州三か国による反イラン決議案が検討され、加盟国は提出されたこの決議案を可決した。
欧州三国によって提出された反イラン決議案は、賛成20票、反対2票、棄権12票をもって、IAEA理事会において可決された。
国連イラン代表は、IAEA理事会による反イラン決議の発出を受けて、ニュース分析サイト『アル・モニター』に対し、この決議は将来の交流に「破壊的な影響」を及ぼすだろう、と話した。
イラン代表は次のように強調している。「欧米諸国の決定は性急であり、かつ賢明ではなかった。間違いなく、外交的な交流と建設的な協力のプロセスに対して、破壊的な影響を及ぼすだろう」
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( 翻訳者:TS )
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