イタリアの著名な歴史家はイスラエルの「民族浄化」戦略が「正当化不可能である」との見解を示す(2)
2024年06月17日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イタリアの歴史家フランコ・カルディーニ氏が本紙に独白:10月の攻撃に対抗したイスラエルの「民族浄化」の採用は「正当化できない」

【チュニス:本紙】

フランコ・カルディーニ氏は十字軍、キリスト教徒・イスラーム教徒の関係や両者間に生じた争いを専門としており、国際的に有名な歴史家の一人としてみなされている。同氏はこれまで半世紀にわたって、「ガザ…何も元のようには戻らない」というタイトルの最新著作を含む200冊以上の本を執筆してきた。

同氏は本紙に対し、イスラエル軍が、ドローンや衛星を介してガザ地区に対する継続的な監視を可能としている高度な諜報能力を保持していることを明らかにした。さらに、イスラエルが包囲下の地区からわずか数kmの地点で音楽フェスティバルを開催するなど(同氏の言うところの)「挑発的な活動」を許可していることを非難した。

さらにカルディーニ氏は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が、ガザに対して続けている侵略を正当化するための根拠とした、10月7日の一連の事件に関するイスラエル側の報道について疑問を呈した。

同氏は「イスラエルはこれまで複数の機会において、パレスチナ人が行った攻撃の責任者らを特定し、遠隔から彼らを排除するにあたって非常に高い能力を示してきた」と付け加えた。

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( 翻訳者:瀬川遥加 )
( 記事ID:58213 )