トルコ外務省、ボズクルトサイン問題で声明
2024年07月04日付 Milliyet 紙


ヨーロッパサッカー・チャンピオンシップ2024(EURO2024)のラウンド16の試合となるトルコ-オーストリア戦でゴールを決めた後にボズクルト・サインをしたメリフ・デミラル選手に関して、欧州サッカー連盟(UEFA)による調査が始まった、と外務省が明かした。

外務省の声明では次のように説明された。

EURO2024にて、昨日(7月2日)トルコ代表チームとオーストリア代表チームの試合の後に、UEFAがトルコ代表選手のメリフ・デミラルに関し懲戒調査を開始したのは受け入れ難い。

一方で、ドイツ憲法擁護機構が2023年9月に発表した調査書では、ボズクルトサインをした人すべてが極右とは位置付けられないと強調しており、さらにボズクルトサインはドイツでは禁止されているサインではない中、ドイツ当局がデミラル氏に示した反応自体に外国人排斥が含まれていると考えられる。

私たちは、スポーツの試合で喜びを表現する過程で歴史的または文化的シンボルを特定の誰かを狙いとせずに使うことに向けた、政治的目的をもった反応を非難する。

◾️トルコ外務省、ドイツ大使を呼び出す

外務筋の情報によると、EURO2024のトルコ-オーストリア戦でのデミラル選手の喜びのパフォーマンスに関して、ドイツのフェーザー内務大臣がUEFAに処罰を求めた。このためデミラル選手への調査が開始された後、在アンカラドイツ大使シュルツ氏が外務省へ呼び出された。

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( 翻訳者:今田杏佳 )
( 記事ID:58281 )