レバノン:南部で対立が激化するなか、グテーレス国連事務総長がコメント(3)
2024年07月06日付 al-Mudun 紙


■南部に対するイスラエルの集中的な空爆...グテーレス国連事務総長は全面戦争を懸念

【レバノン:本紙】

<<グテーレス国連事務総長と全面戦争>>

アントニオ・グテーレス国連事務総長は、レバノンのヒズブッラーとイスラエル占領国家間の対立が全面戦争へと変容する危険性について警告しつつ、「政治的解決」実現の必要性を強調した。この発言は、ヒズブッラーと占領国家間での空爆の応酬が激化するなか、ステファン・ドゥジャリク国連事務総長報道官による声明のなかで取り上げられた。また声明で、「国連は、ブルーライン(訳注:イスラエル・レバノン間の停戦ライン)付近での交戦激化を強く懸念している。それにより、広範な地域での戦争が勃発する危険性が増すからだ」と述べた。そして、「エスカレーションは回避できる、ではなく、しなければならない。我々は、突発的かつ広範な衝突につながる判断の誤りが、真の危険であると繰り返し述べている」と付言したうえで、「政治的かつ外交的解決こそが前進するための唯一実行可能な手段である」と強調した。


(2)に戻る 最初に戻る


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:58293 )