■エジプト…ファイサル地区の広告ビジョンがハッキングされ、スィースィー氏批判の動画が流れる

【カイロ：本紙】

エジプトのギザ県ファイサル地区の住民らは、ある店の広告ビジョンにエジプトの大統領アブドゥルファッターハ・スィースィー氏を批判する動画が流れているのを見て驚いた。

目撃者らやソーシャルメディアに公開された動画によると、日曜（14日）夜遅く、突然スィースィー氏を批判する画像を含んだ動画が広告ビジョンに映し出され、数十人の市民がビジョンの前に集まったという。

目撃者らは広告ビジョンの作動システムを誰かが乗っ取ることに成功し、スィースィー氏を批判する動画を流すことができたのだと伝えた。

加えて、独立系人権団体のエジプト人権ネットワークは、ギザ県にてエジプトの治安部隊が集中的に配備されているのを観測したと述べた。

この団体が接触した目撃者らによると、多くの市民が拘束や尋問の対象となったという。

また、同団体は拘束された人々の身元や名前を特定できていないと指摘した。

なお、この事件の2日前には、国の経済と生活の状況悪化に対し国民の怒りが高まる中、スィースィー氏の辞任を求める呼びかけがソーシャルメディア上で広がっていた。

（後略）

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（ 翻訳者:瀬川遥加 ）
（ 記事ID:58362 )