トルコへの返還美術品、12000件に達する
2024年07月21日付 Hurriyet 紙


省は2022年から現在に至るまでトルコに返還された作品数が1万2139品に達した
ことを明らかにした。


省から行われた発表によればトルコの豊かな歴史と文化遺産に重要な貢献をもたらす数多くの作品の返還作業が行われた。イギリス、イタリア、そしてアメリカから返還された貴重な作品の数々は、再びトルコの手に返還された。2017年にイギリスの市場に
出されて、ムスタファ・デデによって訴えが出されたコーラン は違法なやり方によって盗難されたということが確かめられ、トルコに返還された。アブデュルハミト2世のコレクションに含まれている作品は、2023年4月5日にイスタンブルのトルコイスラム美術博物館の保護下に置かれた。

ニューヨークのクリスティーズ・オークションハウスによって市場に出されたブロンズの
皇帝の像は、トルコから違法な形で持ち出されたということが判明した。宝物を
手にした人々にコンタクトをとり訴えが提出された。宝物が違法なルーツからこのルート
にわたったことを知ったコレクターは、この作品がトルコ共和国の所有物であることを
認めた。像はトルコに返還されて、2024年2月にアンタルヤ博物館で一般公開された。

クリスティーズ、オークションハウスによって2021年市場に出された大理石の胸像は専門家の調査の結果、もともとトルコにルーツがある品であったことが明らかになり、返還がされた作品のひとつである。この一品は、2024年1月26日にアナトリア文明博物の保護下に置かれた。フィレンツェ検察が行った調査の枠組みでは、トルコのものであることが明らかにされた11の陶器は、科学報告書と司法プロセスを終えて2024年1月にトルコのローマ大使館によって返還がなされた。

2002年から現在に至るまでにトルコへ返還された作品の数は12139に、2018年から現在にまでは7823に達した。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:58405 )