ガザ:ハマースはイスラエルとの停戦交渉をめぐる米国の「バラ色」の見立てを否定(1)
2024年08月20日付 al-Watan 紙
■ハマースは「交渉の実態はバラ色のものではない」…ブリンケン米国務長官「バイデン大統領はガザ戦争を終結させ、人々の苦しみを軽減し、人質を解放し、そして中東地域におけるさらなるエスカレーションを防止する必要性を強く感じている」
【ダマスカス:本紙】
イスラーム抵抗運動「ハマース」の軍事部門である「イッズッディーン・カッサーム旅団」と、イスラーム聖戦運動の軍事部門である「クドゥス旅団」は一昨日日曜日、テルアビブでフィダーイー(犠牲)作戦を実施したと発表し、「1948年の被占領地域」でこれらの作戦が再び最前面に出ることになると宣言した。イスラエル占領軍はこの攻撃を受けて、ナーブルス市の「バラータ」難民キャンプにおける実質的な「キドゥーミーム」作戦によってイスラエル警備兵1人の死亡が確認されたたのち、同キャンプから撤退を余儀なくされた。
カッサーム旅団とクドゥス旅団は発表された短い声明のなかで、「イスラエルによる虐殺、民間人強制移住、暗殺行為が続くかぎり、1948年の被占領パレスチナ領土におけるフィダーイー作戦は再び最前面に置かれることになるだろう」と発表した。
パレスチナ赤新月社によると、イスラエルによるガザ地区への侵略が318日目に突入するなか、占領軍はガザ地区でジェノサイド行為や残虐な犯罪を続けており、これまで生じた犠牲者数は約40,150人に達し、負傷者は約92,800人に上っている。また同国による継続的な爆撃により、100万人以上の子供たちが悲惨な状況に直面している。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:58537 )