シリア:麻薬密輸対策の成果をめぐる政権側の主張と疑惑(3)
2024年09月04日付 al-Mudun 紙


■シリア政府がダマスカスでの少量の麻薬押収でサウジアラビアに「求愛」

【本紙】

<<サウジアラビアへの求愛>>

これら2つの作戦や類似する作戦の発表からは、シリア政府が常にサウジアラビアの名前を、麻薬荷物の確定的な行き先として、他の湾岸諸国をさておいて前面に出しているということが見て取れる。一方これは、湾岸諸国が総じてシリアからの自国に対するカプタゴン密輸に影響を受け続けているなかで、シリア政府からサウジアラビアに向けた明らかな求愛行為のように見える。

これらの作戦はおそらく、両国間で2023年5月に正式に開始した国交正常化の路線として在シリア・サウジアラビア臨時大使館が開設されたのち、国交断絶から13年ぶりにサウジアラビア政府がダマスカスに大使を任命したのと時を同じくして実施されたということだろう。

(4)に進む

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:58610 )