イスラエル:元軍幹部がガザ地区からの撤退を提言(1)
2024年09月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル軍元司令官:我々は早急にガザ地区から撤退しなければならない
【アナトリア通信】
イスラエル軍元司令官は、イスラエルはガザ地区で立ち往生しており、そこで血を流していると述べ、自国に対し「可能な限り早くガザ地区から撤退するよう」呼びかけた。
これは、イスラエル軍作戦本部の元司令官であるイスラエル・ズィフ少将が、土曜日(14日)に放送された民放の「チャンネル12」とのインタビューで述べたものである。
同軍の「ガザ部隊」の元司令官でもあるズィフ少将は、ガザ地区に対する戦争について、「それ自体が、ネタニヤフ首相やその政府にとっての安定の源を形成するための目的と化してしまった」と評した。
イスラエル人らは、ネタニヤフ首相が自身の政治生命を維持し、2019年以降の汚職に関する容疑での裁判を遅らせるために戦争の延長を望んでいると考えている。さらに同首相は、10月7日の作戦を防げなかったことへの非難や、ガザ地区でパレスチナ人に対するジェノサイドを犯しているという国際的な嫌疑を受けていることは言うまでもなく、投獄されることにすらなりかねない。
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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:58655 )