レバノン:ヒズブッラー軍事部門のトップ2が殺害される
2024年09月21日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ヒズブッラーは、イスラエルがベイルート南部のダーヒヤ地区に対する空襲で暗殺したイブラーヒーム・アキール司令官の死を悼む

【ベイルート:本紙】

「ヒズブッラー」は金曜日(20日)夕方、イスラエルがベイルート南部郊外(ダーヒヤ)への攻撃でイブラーヒーム・アキール軍事司令官を暗殺したという同国の発表を正式に認めた。

ヒズブッラーは声明で、「偉大なジハード司令官であるイブラーヒーム・アキール(ハージ・アブドゥルカーディル)が本日金曜日、ジハード、仕事、負傷、犠牲、危険、挑戦、功績、そして勝利に満ちた祝福された豊かな生涯を経て、殉教した偉大な司令官たちの列に加わった。彼は常に、高位なる神の勲章を得るにふさわしかった」と述べた。

さらに同組織は、「本日イスラーム抵抗勢力は誇りと名誉をもって、偉大な司令官の1人をエルサレムへの道上で殉教者として捧げ、神の御心により、勝利するまで彼の純粋な魂は、彼の目標、希望、道に忠実であり続けると誓っている」と付言した。

イスラエルのF-35戦闘機が金曜日、ヒズブッラー内でフアード・シュクル軍事司令官に次ぐ2番目の人物を狙ってダーヒヤに対して破壊的な空襲を行った。その人物とは、「ハージ・タフシーン」とあだ名されるイブラーヒーム・アキールであり、彼はヒズブッラーで軍事司令官を務める同組織の創設者の1人とされている。

イスラエル軍は金曜日の夕方遅くに、空襲でイブラーヒーム・アキールと約10人のヒズブッラー上級司令官らを殺害したことを確認した。

同軍は声明で、「複数の戦闘機が本日の早い時間に、イスラエル参謀本部諜報局(アマーン)の諜報指示のもと、ベイルート地域で正確な空襲を行い、ヒズブッラーの作戦部隊司令官であるイブラーヒーム・アキールおよびラドワーン部隊の実質的な司令官を殺害した」と説明したうえで、「この空襲ではアキールとともに、作戦部隊やラドワーン部隊の上級司令官らも殺害した」と発表した。

「後略」

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:58689 )