エルドアン大統領、シリア・アサド大統領と会見に意欲
2024年09月21日付 Medyescope 紙
AKP党首のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は第79回国連総会参加のために訪米する前に、アタテュルク空港で記者会見を行った。シリア関係について話したエルドアン大統領は「アサド大統領との会談の準備がある。返事を待っている。」と述べた。
AKP党首のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は訪米前に、アタテュルク空港で記者の質問に返答し、トルコ・シリア間関係についても言及した。
エルドアン大統領は「トルコ・シリア間関係の正常化のために、バッシャール・アサド大統領との会談の要望を表明した。先方からの返答を待っている。我々はこの準備がある。イスラム教徒の国である2か国として、この連帯を一刻も早く実現したい。」と述べた。
■エルドアン大統領はアサド大統領に青信号を出した
7月に行われた2024年ヨーロッパチャンピオンリーグ準々決勝トルコ対オランダ戦を観戦するためにドイツ訪問後、機内で記者の質問に返答したエルドアン大統領は「我々は招待するつもりだ。願わくばこの招待とともにトルコ・シリア間関係を過去と同じ地点に引き戻したい。招待はいつでも可能だ」と述べていた。
エルドアン大統領はさらに以前にも、アサド大統領と会談可能であると何度も言及しており、「いかに我々がシリア関係をうまく維持してきたか。ご存知のように過去には家族ぐるみで会合するほどにアサド大統領と会談を行っていたのだ。明日はできないなどということはありえない、可能だ」と述べていた。
■シリアからの回答「2011年以前の状態に戻る必要がある」
トルコからの国交正常化の呼びかけに対し、初めてシリアから公式回答が7月13日に届いた。
シリア外務省から行われた声明では国交正常化は2011年以前の状態に戻ることを前提にすると強調され、また「関係を正常化することは両国、また両国の国民の共通の利益だ」と述べられていた。
シリアの通信社SANAがシリア外務省から得た情報によれば、2か国の利益とは衝突や敵対ではなく、国家間の健全な関係に基づくと強調されていた。シリア政府は声明で政府と国民は互いに分けられなければならないと強調し、正常化のための2つの条件を繰り返した。それはトルコ国軍のシリアからの撤退と、トルコによる武装組織への支援の打ち切りだ。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
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