エルドアン大統領、国連常任理事国をめざす
2024年09月27日付 Milliyet 紙

アリ・モスクでの金曜礼拝の後、記者らに向けて会見を行ったエルドアン大統領は、トルコが国連常任理事国となるべく努めていると明かし、重要なメッセージを発した。

エルドアン大統領は、ウスキュダルのアリ・モスクで行った金曜礼拝の後、記者らの質問に応じた。国連のあるべき構造について、どのように提言するか問われたエルドアン大統領は、次のように述べた。
「まず第一に、『世界は5カ国よりも広い』と言っているが、我々が主張し続けている問題は、5つの常任理事国に非常任理事国を加えた、ご存知の15カ国の国々だ。常任理事国の立場は、二者の間で容易に決断を下すことができるものである。15カ国の暫定的な理事国は、ここにいかなる影響力も持たず、5カ国の常任理事国は、現在、さながら世界を統治し、操作する国々の立場となっている。それゆえに、今、日本や中国、トルコ、ドイツのような国々が、常任理事国となるためにいかなる努力をしようと、なることはできず、ゆえにいかなる影響力も持てないのだ。現在、我々トルコも常任理事国となるべく努力をしているが、今に至るまで成果は得られず、常任理事国も我々を常任理事国にするつもりはない。15カ国には現段階でできることはない。」

■「ミツォタキス氏、パシニャン氏との国連での接見」

エルドアン大統領は、国連の第79回総会に出席するため訪れたアメリカ・ニューヨーク市で行ったギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相との会談の議題と、高等戦略評議会の開催日程について問われ、次のように答えた。

「来年の頭に、この高等戦略評議会を行う予定だ。今は、私の大使であるチャータイ・エルジェス氏との会談を続けている。彼との会談でも、来年の頭に評議会を行うことになる見通しが強まった。その会合でも、この問題を提起するつもりだ。彼は主に高等戦略評議会と、エーゲ海における既知の問題や、それにまつわる課題を提起し、解決するつもりだと我々に語ってくれた。」

エルドアン大統領は、アルメニアのニコル・パシニャン首相とのニューヨークでの会談を振り返り、「パシニャン首相との会談でより目立ったのは、もちろんアルメニア・アゼルバイジャン間の問題であり、パシニャン首相が前向きなアプローチをしていることが伺えた。我々の望みは、会談を行うことで、このアプローチを解決することである。これについて、アゼルバイジャンも理解を示していることを知っている。両国が、このアプローチを提示して問題解決できるよう祈っている」と述べた。

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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:58741 )