レバノン:ヒズブッラーのナスルッラー書記長を狙った空爆に関して現在分かっていること
2024年09月27日付 Al-Nahar 紙
■ダーヒヤ地区に対する激しい空襲とナスルッラー書記長の命運に関して現時点で分かっていること
【ベイルート:本紙】
ベイルート時間の午後6時20分、複数の激しい爆発がベイルート南部のダーヒヤ地区を揺らした。
ダーヒヤ地区の上空に煙雲が確認され、複数の爆発が周囲の建物を揺らした。
イスラエル軍は、ベイルート南部ダーヒヤ地区のハーラ街区にあるヒズブッラーの本部を空爆したと発表した。
イスラエルメディアは、主要な攻撃目標がヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長であったと報じた。またイスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は、空軍が同組織の本部に対して空爆を実施したと述べた。
イスラエル軍ラジオは、複数の「F-35」戦闘機が地中貫通爆弾を用いて空襲を行ったが、目標はヒズブッラーの参謀機関の本部であり、主要な攻撃目標はナスルッラー氏であったと伝えた。
そしてイスラエル諜報機関は多数のゴドス部隊幹部が殺害したと推測した。
一方爆発現場の目撃者らは、建物7棟が倒壊したと語った。
レバノンのフィラース・アブヤド保健大臣は、倒壊した建物の一部には多くの住民がいたと述べた。そしてイラン大使館は、今回の空襲により新たな現状が作り出されたと主張した。
イスラエル放送局「カン」は、ダーヒヤ地区への作戦に対するヒズブッラーからの大規模な報復を予想している。
ヒズブッラーに近い複数の情報筋は、ナスルッラー氏が無事であると強調した。
イスラエルメディアは複数の諜報筋を引用して、作戦の成功に関して前向きな見立てを行っている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:58746 )