レバノン:ヒズブッラーの故ハサン・ナスルッラー書記長とは何者だったのか(4)
2024年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルが暗殺したヒズブッラー指導者、ハサン・ナスルッラーとはどのような人物か

【ベイルート:アナトリア通信】

<<ヒズブッラーの指導力>>

ナスルッラー氏は、イスラエルによる攻撃で前指導者のアッバース・ムーサウィー氏が暗殺されたのち、1992年2月16日にヒズブッラーの書記長に就任した。

同氏は指導者の地位について以降、イスラエルに対する様々な一連の作戦において同組織を主導したが、その成果のなかでもっとも顕著なものは、22年続いた占領ののち、2000年にレバノン南部からイスラエル占領軍を撤退させたことである。

さらに同氏は2004年に、レバノン人やアラブ人捕虜数百人の解放を含むヒズブッラー・イスラエル間の最大の捕虜交換取引において主軸的な役割を果たした。

そして同氏は、2000年のレバノン南部解放や2006年の7月戦争におけるイスラエルとの衝突でヒズブッラーが果たした役割を鑑みて、地元で「抵抗の長」との称号を獲得した。

(5)に進む

(3)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:58756 )