レバノン:UNIFILはイスラエルの退避要請後も任地に留まる
2024年10月03日付 al-Quds al-Arabi 紙


◼︎レバノン南部の平和維持軍は、イスラエルが移動を要求しているにもかかわらず、任地に留まっている。

【国連:ロイター】

国連のジャン=ピエール・ラクロワ平和活動担当事務次長は木曜日、イスラエルが移転を要請しているにもかかわらず、国連南レバノン暫定平和維持軍(UNIFIL)は依然として任地にとどまっており、同軍が両国軍間の唯一の連絡手段となっていると述べた。

ラクロワ事務次長は「平和維持軍は、明らかに非常に困難な状況下で、安全保障理事会から託された任務を遂行するために最善を尽くしている」と記者団に語った。彼はさらに、良い結果であれ悪い結果であれ、それに対処するための緊急計画が用意されていると付け加えた。

安全保障理事会は、レバノン国家に属さない武器や武装勢力をこの地域から排除する際にレバノン軍を支援する任務をUNIFILに課した。これは、イランの支援を受けレバノン南部を実質的に支配しているヒズブッラーとの摩擦を引き起こした。

ロイター通信が閲覧した書簡の抜粋によれば、イスラエル軍は今週初め、UNIFIL軍に対し、安全のためにできるだけ早くイスラエルとレバノンの国境、いわゆるブルーラインから5キロ以上離れた場所に移動する準備をするよう要請したという。

ラクロワ事務次長は記者団に対し、「平和維持軍は現在、すべての部隊が任地に留まっている。当事者らは平和維持軍の安全とセキュリティを尊重しなければならない。私はそのことを強く主張したい。」と語った。

ラクロワ事務次長は、UNIFIL軍は依然として両国をつなぐ役割を担っていると述べ、両国間の「唯一の連絡手段」だと説明した。同ミッションは、民間人を保護し、安全な移動を支援し、人道援助を提供するために活動している。

(後略)

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( 翻訳者:星名紗和 )
( 記事ID:58811 )