エジプト大統領が士官学校卒業式で演説
2024年10月04日付 Al-Ahram 紙


■ワフド党の指導者:スィースィー大統領の士官学校での演説は楽観的で決意の精神を想起させる

【カイロ:本紙】

ワフド党の上級組織のメンバーのハムディー・クータ技師は、アブドゥルファッターフ・スィースィー・エジプト大統領が、新行政首都にある士官学校の新本部での2024年の士官学校と軍の大学の卒業式に出席し、「エジプトは、その国民の意志と組織の強固さによって、挑戦がいかに困難であろうともこれを乗り越えることができる」というエジプト国民にとっての楽観的なメッセージと希望を伝えたと述べた。

クータ氏は声明で、「大統領は国民の権利やエジプトの安定を保障する戦略的な選択肢として平和の維持の必要性を強調した上で、地域が直面する状況の変化の下で、栄光ある10月戦争の勝利を想起することが(国家)建設と前進の継続を推進する」と述べた。

また同氏は「スィースィー大統領の演説は数々の価値を表明した。それらは栄光あるエジプトの歴史への忠義や、パレスチナ問題をはじめとする正義の問題についての確固たる防衛の原則の遵守、恒常的な停戦の為の交渉の場を設ける総合的で絶え間ない努力の継続、パレスチナ人の合法的な権利、特に最も重要な独立したパレスチナ国家樹立の権利の強化のために交渉のテーブルを用意する作業等である。」と述べた。

同様に「演説はエジプトが10月戦争の不朽の精神に感化され、現在と未来の挑戦に立ち向かうことができるという信念を新たにした。この精神はエジプトを子供たちの世代において、組織力に優れ、権利と正義の価値を堅持し、エジプトの平和や安定を揺るがそうとするいかなる試みにも抵抗する堂々たる国家にする。この国家は強くあり続け、国力や富、領土を守る決断力と統治力を有する」と明言した。

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( 翻訳者:清久功介 )
( 記事ID:58815 )