レバノン:UNIFILは南部地域での展開を継続
2024年10月05日付 その他 - alsharq alawsat 紙


■UNIFILはイスラエルが一部部隊の移動を要請するも、レバノン南部に留まる

【ベイルート:本紙】

国連レバノン暫定隊(UNIFIL)は、イスラエルが地上作戦を開始する直前の約1週間前に、部隊の一部を移動するよう同国から要請を受けたにもかかわらず、引き続きその配置に留まっている。

AFP通信によるとUNIFILは、9月30日にイスラエル軍が「レバノンで限定的な地上作戦を行う意図をUNIFILに伝え、一部拠点からの移動を要請した」と述べたうえで、「平和維持軍の兵士はすべての拠点に留まり続ける」と強調した。

国連の平和維持活動担当事務次長ジャン・ピエール・ラクロワ氏は、UNIFILのアロルド・ラザロ少将および連絡将校らがイスラエル軍とレバノン軍のカウンターパートと常に連絡を取っていると述べた。また、ラクロワ氏はこの連絡を、兵員数が1万人を超すUNIFILを保護するカギであるとみなした。そして同氏は、国連部隊は「両者をつなぐ唯一のチャンネルであり、住民の保護のためにできることを行うべく、複数のパートナーとともに活動している」と付言した。

UNIFILは1978年からレバノン南部で展開しており、国境地域での平和維持活動に従事し、特に南部でのレバノン軍とUNIFILのみの展開を定める、2006年8月11日に全会一致で採択された国連安保理決議第1701号の履行を監視している。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:58832 )