シリア:イスラエルがシリア国内の複数地点を空爆(3)
2024年10月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリアにあるロケット弾格納庫とイラン革命防衛隊の複数の軍事拠点に対するイスラエルの空襲
【ダマスカス:本紙】
軍事筋はSANAへの声明で、「今日未明1時頃イスラエルが、レバノン北部の方角から、ヒムス県田園地帯ハスィーヤー町の工業地区にある自動車組み立て工業およびハマー県にある軍事拠点を攻撃するために空爆を仕掛けた」と伝えた。
シリア人権監視団(SOHR)によると、イスラエルの戦闘機が水曜日(9日)から木曜日にかけての深夜、ミサイル3発による空襲を行い、ハマー県南部田園地帯のマアリーン山にある第47旅団を攻撃したという。またミサイル4発による空襲が、ヒムス県南部田園地帯のヒサイヤーウ町工業地区にある自動車組み立て工場(イラン資本)内で、イラクの支援物資を積んでレバノンへ向かう準備をしていた複数の車両にも及び、同工場内での火災発生や4人の負傷につながった。レバノンの被災者らに提供するためのイラクの支援物資を保管する工場がイスラエルによって攻撃されたのはこれで2度目だという。
SOHRによる2024年の年始以降の統計によると、イスラエル軍がシリア領土を攻撃したのは空対地攻撃87回、地対地攻撃19回を含む計106回であり、これらの攻撃の結果、武器・弾薬庫、拠点、本部、軍用車両を含む約192の目標が損傷し、あるいは破壊された。
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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:58853 )