ガザ:国連WFP、支援物資の不足で北ガザ県での食料配給を停止せざるを得ない
2024年10月11日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国連世界食糧計画(国連WFP):もはや北ガザ県での食料配給はできない
【ガザ:諸通信社】
国際連合世界食糧計画(国連WFP)は木曜日、支援物資不足のため北ガザ県での食料配給が「できなくなった」と訴えた。
イスラエルがガザ地区への支援物資の搬入ルートを厳しく制限したことがこのような事態を招いた。そのため、複数の団体が人道的な対応が不可能ではないにしても極めて困難になったと訴えている。
WFPはX上に声明を出し、「いかなる形であれ北ガザ県に食料を配給することはできない」と報告した。
そして、「ガザ地区では支援物資が不足しているため、今月10月の食料パッケージの配布を中止せざるを得ない」と付け加えた。
また、「食料パッケージは配布されず、ガザ南部と中部のパン屋では小麦粉が底をついている」とも報告している。
北ガザ県の東部および西部地域、特にジャバリア難民キャンプのパレスチナ人は5日連続で「大量虐殺と民族浄化」のための攻撃を受けている。2023年10月7日以来、イスラエル占領軍はガザ地区に対する戦争の一環として、この地域を包囲し、殺害、家屋の破壊、住民が望まない強制移住を実施している。
アメリカの支援のもと、イスラエルによるガザ地区での大量虐殺戦争で、13万9,000人以上のパレスチナ人が死傷し、行方不明者は1万人を超えた。根こそぎの破壊と飢餓で数十人の子供や高齢者が命を落としている。
テルアビブは、即時停戦を求める国連安全保障理事会決議や、大量虐殺行為を防止し、ガザにおける悲惨な人道状況を改善するための措置が確実に実施されることを求める国際司法裁判所(ICJ)の命令を無視して、大量虐殺を続けている。
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( 翻訳者:齊藤日向子 )
( 記事ID:58855 )