レバノン:停戦合意に向け、米大統領特使の動向に注目が集まる(1)
2024年10月26日付 al-Quds al-Arabi 紙


■国連安保理決議第1701号を実施し、リーターニー川以北での武装を維持しつづけることは可能か?

【ベイルート:本紙】

レバノンの一部の人々は、アモス・ホッホシュタイン米大統領特使が、レバノンが国連安保理決議第1701号の完全実施に向けた交渉開始への準備段階として、公式に示した停戦案に対するイスラエルの承認をめぐるポジティブな回答を携えて、再びレバノンに戻ってくるかどうかに注目している。なぜならホッホシュタイン氏がレバノンに戻らないのであれば、それは戦争を止める努力が続けられているにもかかわらず、停戦が依然として「近くない」とのネガティブな兆しとなるからである。

ホッホシュタイン氏がレバノン政府を非難し、アイン・ティーナにあるナビーフ・ビッリー国会議長の本部から「事態がエスカレートする恐れがある」と繰り返し警告していたと発表したことは既知となった。同氏は「我々は危機を封じ込めるべく11か月を費やし、解決する方法もあったが、それは拒否され、事態は我々が恐れていたように制御不能に陥った」と語った。

(2)に続く

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( 翻訳者:鶴田さくら )
( 記事ID:58927 )