MHPバフチェリのオジャラン議会招聘提案にCHPオゼル、反対
2024年10月26日付 Cumhuriyet 紙


テロ首謀者のオジャランの国会招聘を提案するMHPのバフチェリ党首にCHPのオズギュル・オゼル党首が返答し「私たちは平和を支持するがオジャランは今いる場所から通信できる。被害者遺族たちの顔が見られないプロセスの中では、ありえない。」と述べた。

CHPのオズギュル・オゼル党首は25日、党本部で外交政策協議会と国家安全政策協議会の共同会議で議長を務めた。同党の発表によれば、21人からなる共同協議会ではTUSAŞ(トルコ航空宇宙産業社)に対するテロ攻撃とその後の進展について評価された。同会議には元大使、元陸海軍将官や安全保障の専門家も参加し、また中東地域での出来事をはじめとする安全保障、防衛や外交分野での日々の進展が取り扱われた。

■「考えなしに立てられた目標ではない」

CHPのオゼル党首は会議後、党の代表団とともにTUSAŞの施設を訪問した。オゼル党首は訪問後に会見を行い、「何か間違いがあって私たち皆を守り、兵士を守る(企業の)人々が守られなかったのだとしたら、私たちは反省しなければならない。事態がヒートアップするにしたがって国会を含めてあらゆる方向からも捜査される。この種の機関が最も厳重に軍や警察によって守られるように注意しなければならない。おそらくこの機関の中には特別な部隊が配置されている。最小の軍部隊のなかで準備をして、装備を着て横になり、武器を手に眠る、緊急介入部隊がいる。彼らを必ずこの手の機関に配置しなければならない。」と述べた。オゼル党首は「この目標は考えなしに立てられたものではない。トルコに『自国の航空機を製造するなら用心しろ』と言う外部圧力があるなら、私たちを脅かすことはできないと言いたい。この目標からトルコを後退させることはできない。内部の誰かがここを選んで国に差し向けたがったり、いくつかの事件の進展を計画したがっているのなら、これに屈しないことが彼らへの最良の返答である。私たちはテロ行為を誰がどんな目的で行おうとも糾弾する。」と主張した。

■「新聞記者はいなかったようだ」

MHPのデヴレト・バフチェリ党首のテロ首謀者のアブドゥッラー・オジャランの国会招聘提案について、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領がBRICSサミットからの帰国の機内で声明を出さないことを尋ねられたCHPのオゼル党首は「機内に新聞記者がいなかったようで、この質問は問われなかった。しかし新聞記者なら絶対にこの質問をするし、エルドアン大統領から返答も得られる。このように行われるのなら、将来子どもたちが『死んだお父さんは新聞記者だった』と言ったら『彼は記者じゃなかった』と言うだろう。」と述べた。

■「私たちの立場は明白だ」

オゼル党首はこの件に関するCHPへの批判にも「その考えはバフチェリ党首の考えだ。彼に質問するべきだ。私たちにはそんな考えはない。彼は彼らしい大変物議をかもすことを話した。我々の立場は明白だ。被害者遺族と勇士たちの顔を見られないプロセスの中ではありえない。私たちは平和と軍縮を支持し、すべてのアクターの言葉は貴重だと話している。オジャランが話すからといって当人が国会に来る必要はない。今いる場所から可能で、彼に通信する。こんなに単純な問題を一政党の政治的スリ行為だとする、この認識ごっこの道具に誰もなってはならない。」と述べた。

■「テロ反対の旗を掲げよう」

CHPのオズギュル・オゼル党首は前日の夕刻頃、党本部でMYK(中央運営委員)のメンバーと会合した。会合ではTUSAŞに対するテロ攻撃と、CHPが27日(日)に行うと発表された生存権利集会と共和国記念日の祝賀が評価された。オゼル党首はテロの本当の目的は恐怖の風潮を生み出すことであると強調し、市民をまず日曜の(生存権利)集会へ、その後10月29日共和国記念日に居住する県の広場へと招待した。党幹部は「政権のせいで女性や子どもたち、あらゆる社会の層の命の保証がない。そのため皆が旗を持って広場で集まることを楽しみにしている。」と述べた。党幹部たちは会合後にオゼル党首が市当局に記念日は最大限広く祝われるように指示を送ったと伝えた。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:58956 )