西岸:武装勢力とイスラエル軍の間の衝突に巻き込まれる民間人
2024年11月09日付 al-Quds al-Arabi 紙
■西岸地区..占領軍はトゥーバース市のアッカーバー村で包囲した家屋に対し砲撃
【ラーマッラー:アナトリア通信】
イスラエル軍は土曜日(9日)朝方、西岸地区北部のトゥーバース市アッカーバー村で包囲された家屋に対して砲撃を行ったが、「クドゥス大隊」は、自身の戦闘員らが「包囲された家屋の周辺でイスラエル軍と激しい戦闘を繰り広げた」と述べた。
目撃者らは、イスラエル軍が対戦車用グレネード「ENERGA」を用いてトゥーバース市アッカーバー村にある家屋を砲撃したと説明したが、家の中にいた人物の安否については詳細を明かさなかった。
さらに彼らは、包囲された家屋の周辺でパレスチナ人抵抗勢力とイスラエル占領軍の間で武力衝突が発生したと語った。
そして彼らは、イスラエル占領軍がアッカーバー村に新たな増援部隊を送ったと伝えた。
イスラーム聖戦の軍事部門であるクドゥス大隊は声明で、自身の戦闘員らが「アッカーバー村で包囲された家屋の周辺でイスラエル軍との激しい戦闘を繰り広げ、歩兵部隊と狙撃兵の集団に銃弾の雨を降らせてやった」と述べた。
ガザ地区でのジェノサイドと並行して、イスラエル占領軍は作戦を拡大させており、入植者らも東エルサレムを含む西岸地区での攻撃を激化させている。これにより、2023年10月7日以降779人が死亡し、6300人が負傷した。
ガザ地区におけるイスラエルによる米国支援下でのジェノサイドにより、大規模な破壊と数十人の子供や高齢者の命を奪う飢餓のなかで、また世界最悪の人道危機の1つのなかで、その大半が子供と女性であるパレスチナ人14万6千人が死傷し、1万人以上が行方不明となった。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:59035 )