エジプト:アズハルが米国のイスラエルへの「絶対的かつ無制限の支援」を非難
2024年10月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■カタールはガザ地区の仲裁問題からの撤退および在ドーハ・ハマース事務所の閉鎖を否定

【カイロ:本紙】

アズハルの総長であるアフマド・タイイブ師は次のように述べた。「米国の民主党と共和党は、シオニスト政体に対する絶対的で無制限の支援を除いて、すべての点において意見を異にしていた」。さらに「米国大統領のジョー・バイデン氏はイスラエルに対し、人道的制限や道徳的障害を課すことなく、したいことすべてを許可している」との見解を述べた。

イスラエルは米国の支援を受けて、ガザで一年間わたるジェノサイド戦争を行っている。これにより、14万人以上のパレスチナ人が死傷し、一万人以上の行方不明となっただけでなく、破壊と大規模な飢餓のなかで数十人の子供や高齢者が殺された。

日曜日の夜に発表されたアズハル総長の声明によると、彼はカイロで、米コロンビア大学の教授であり、国連持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)の会長を務めるジェフリー・サックス教授を迎えた。

タイイブ師は、「私は、パレスチナ人を殺害し、紛争区域を拡大し、地域、さらには世界全体を戦争と紛争の坩堝に変えることを目指している邪悪なシオニストの策謀に立ち向かうことができる国家や軍隊が存在しないことに驚いている」と語った。

さらに同師は、「アメリカ合衆国における民主党と共和党の違いは一つの点を除いてほとんどすべてにおいて存在する。それとはつまり、シオニスト政体に対する絶対的かつ無制限の支援であり、自己防衛のために虚偽や嘘をついてまでその背後に立つことへのコミットメントである」と非難した。

(後略)

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( 翻訳者:羽鳥礼菜、齊藤日向子 )
( 記事ID:59046 )