シリア:カザフスタンの首都でシリア政府と反体制派が参加する「アスタナ」22会議が開催
2024年11月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■政府使節団とシリア人反体制派使節団の参加のもと「アスタナ」22会議が開幕
【ダマスカス:本紙】
昨日月曜日(11日)、カザフスタンの首都で、シリアに関する「アスタナ」22会議が開幕した。この会議には、保証国であるロシア、トルコ、イランの使節団に加え、シリア政府と反体制派の使節団、さらにオブザーバーとして国際組織、国連代表、ヨルダン、レバノン、イラクが参加した。
さらに国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と赤十字国際委員会(ICRC)の代表らも、この会議に参加している。アスタナでは、2日にわたって二者および三者協議が行われたのちに全体会議が行われ、2日目の終わりには記者会見が開かれる予定である。
アイマン・ラアド外務在外居住者省次官が政府使節団を率いた一方、反体制派使節団はアフマド・タアマ氏が率いた。また、トルコはイフサン・ムスタファ・ユルダクル外務省シリア二国間関係局長が、ロシアはアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が、イランはアリー・アスガル・ハージー外務大臣上級補佐官が、そして国連はゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が、それぞれの使節団を率いている。
反体制派使節団代表のアフマド・タアム博士は『クドゥス・アラビー』紙への声明で、使節団がトルコ、国連、ICRCのそれぞれと個別に会談したと述べた。またタアム氏は、「この会議は主に、『レバノンとシリアに対するイスラエルの攻撃』および、犯罪や野蛮で残虐かつ非人道的な虐殺を含む戦争の結果、そしてこれがシリア問題に及ぼす影響に関連している」と付言した。またトルコ使節団との会議では、「停戦問題や違反行為、イドリブ県、アレッポ県農村部とその周辺地域に対する集中的な空爆、同域における緊張緩和合意を脅かすような前線でのシリア政府軍の展開」について協議した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:59051 )