モロッコ:デモ参加者らがガザのテントに暮らす子供たちの苦しみを表現
2024年11月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


◼️デモ参加者らがガザのテントに暮らす子供たちの苦しみを表現

【ラバト:アナトリア通信】

24日(日曜日)、西部ジャディーダ市で数十人のモロッコ人デモ参加者が、イスラエルによる大虐殺に直面しているパレスチナとレバノンを支持するための抗議活動を行い、その間テント内でのパレスチナの子供たちの苦しみを表現した。

アナトリア通信の特派員によると、デモ参加者らはパレスチナ市民への支持と連帯のメッセージを伝え、平和と正義を呼びかけた。さらにパレスチナの解放と、イスラエルの攻撃からパレスチナとレバノンの民間人や医療従事者を守ることを求めるスローガンを唱えた。

非政府組織「モロッコパレスチナ支持戦線」が呼びかけたこの抗議活動の参加者らは、イスラエルが国際刑事裁判所の判決に「反抗」したことを非難した。

国際刑事裁判所は先週木曜日、ガザでの大量虐殺に際して「戦争犯罪および人道に対する罪」を犯したとしてイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と解任されたヨアヴ・ガラント(元)国防大臣に対する逮捕状を発行したが、ネタニヤフ首相はこれを「歪められた決定だ」とみなして拒否した。

抗議活動の参加者らは、テント内で暮らすガザの子供たちの苦しみや、医薬品や食糧の不足による人道的危機を表現し、イスラエル政府が封鎖されたガザ地区内で民間人や子供たちを攻撃していることへの非難を、模型を用いながら表明した。

デモ参加者らが繰り返したスローガンのなかには、「ベイルートからガザへ、尊厳と誇りを」、「レバノンの抵抗に対して民衆の敬意を」、「殉教者よ、安らかに。私たちは闘い続ける」といったものがあった。

また参加者らは、「平和のために創られ、これまで一度も平和を見たことがない土地(パレスチナ)に平和を」というフレーズが書かれた横断幕を掲げた。

(後略)

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( 翻訳者:荒岡麻里 )
( 記事ID:59118 )