スーダン:即応支援部隊が医療従事者を襲撃
2024年12月06日付 al-Quds al-Arabi 紙


へメッティ部隊が白ナイル州南部で医療従事者を襲撃
【ハルツーム:本紙】

「スーダン医師ネットワーク」によれば、「即応支援部隊」に属する部隊が、白ナイル州南部のティブーン地域で医療従事者を襲撃し、地域の保健センターと薬局を略奪した。

白ナイル州の南部地域は、即応支援部隊による繰り返される攻撃にさらされており、軍は州境を守るために軍事増援を展開している。

同ネットワークは即応支援部隊に対し、医療従事者への違法行為を停止し、地域で包囲された人々のために人道的な通路を開くよう求めた。同地域ではあらゆるものが略奪され、街が軍事基地に変えられてしまった。

昨年4月中旬に、軍と即応支援部隊との間で戦闘が勃発して以来、病院や医療従事者が標的にされた結果、首都ハルツームと軍事作戦の被害を受けた地域における医療部門の70%が機能停止に追い込まれた。

多くの病院や医療機関が、航空機や重火器による攻撃や爆撃、さらには双方による強制退去といった被害を受けた。一方で、即応支援部隊は戦略的な地域にある複数の病院を占拠し、それらを軍事基地に変えた。

国連によると、スーダンでは約2,500万人が緊急の人道支援を必要としており、さらに、1,100万人が緊急の医療支援を必要としている。

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( 翻訳者:新階 望乃 )
( 記事ID:59186 )