シリア:ダマスカスが「解放」され、アサド大統領は未知の場所へと逃亡(1)
2024年12月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ダマスカスは暴君から解放された... バッシャール・アサド氏は未知の場所へ逃亡(動画)
【パリ:諸通信社】
シリア政府の陸軍上級将校2人は今日日曜日、『ロイター』に対し、バッシャール・アサド大統領がシリアを発ち飛行機で不明の場所へと向かったと述べた。
シリアの反体制勢力は日曜の明け方、バッシャール・アサド氏がダマスカスを発ったことを明らかにし、ダマスカスが「暴君から解放された」と発表したのち、国外に避難していたシリア人に対し「解放されたシリア」に戻るよう呼び掛けた。
反体制勢力はテレグラム上の投稿で「暴君バッシャール・アサドは逃げた」、「我々はダマスカス市が解放されたことを発表する」と述べ、「50年続いたバアス党支配の下の抑圧、13年続いた犯罪や圧政、強制移住ののち(...)我々は今日宣言する(...)この不正の時代の終えんと、シリアにとっての新たな治世の始まりを」と付言した。
「シャーム解放機構」の指導者であるアフマド・シャルウ(ムハンマド・ジャウラーニー)氏は公的機関への接近は禁じるとし、彼らは正式に引き渡しがあるまで「元首相」の管轄下に留まると述べた。
複数の証言によると、数千人のシリア人が車や徒歩でダマスカスの主要な広場に集まり、自由を讃えていたという。
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( 翻訳者:清久功介 )
( 記事ID:59198 )