イスラエルの戦車がシリアとの緩衝地帯に侵入
2024年12月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■報道:イスラエルの戦車がシリアとの緩衝地帯に侵入
【テルアビブ:本紙】
未確認の報道によると、日曜日、イスラエルの戦車が占領下のゴラン高原にあるシリアとの緩衝地帯に侵入した。
イスラエルのテレビ局「チャンネル12」は、これがシリアの反体制勢力がイスラエルに隣接する村を支配したことを受けた安全保障措置であると報じた。
またこの報道は、ゴラン高原の国境地域ではすでにしばらく前から強化が行われていたと報じた。
現在、イスラエル軍はシリアの反抗勢力がイスラエルを攻撃する可能性は低いとみている。
シリアのクネイトラ国境地域における地元の情報筋はドイツ通信社(DPA)に、イスラエル軍がシリア領内に15メートル侵入し、4発の砲弾を発射したと述べた。
しかし、イスラエルの軍事放送局はこの報道に対し何もコメントしないと述べた。
イスラエル軍は1967年にシリアのゴラン高原を占領し、1981年に併合した。しかし国際法に基づき、この戦略的重要性を持つ岩の高地はイスラエル占領下にあるシリア領土であるとみなされている。
またアメリカ合衆国は、ドナルド・トランプの最初の大統領任期中に、ゴラン高原におけるイスラエルの主権を公に認めた。
国連に所属する平和維持部隊は、イスラエルとシリアの間に位置する面積約235平方キロメートルに及ぶ緩衝地帯を管理している。
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( 翻訳者:木村真翔 )
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