米国、シリアの移行プロセスを支援
2024年12月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■バイデン大統領、米国政府はシリアの移行プロセスを支援すると発言

【ワシントン:アナドル通信社】

ジョー・バイデン米国大統領は、安全保障理事会決議第2254号に従い、国連の監視とシリア人の主導の下で行われるシリアの移行プロセスを「全面的に」支持すると述べた。

ホワイトハウスが月曜日に発表した声明によると、米国大統領はヨルダンのアブドゥッラー2世国王と電話会談を行い、シリアとガザの情勢について議論した。

2015年12月18日に安全保障理事会は、和平交渉の開始とシリア情勢の政治的解決を求める決議2254を採択した。

声明によると、電話会談ではISISの復活を阻止するために講じられる措置が議論されたという。

日曜未明、シリア反政府勢力が首都ダマスカスに入り、政府軍を公共機関や街頭から撤退させて同市を制圧し、61年に及ぶ血なまぐさいバアス党政権の支配者たちと53年間に及ぶアサド家の時代に終止符を打った。

シリア政権軍と反体制派の間の戦闘は11月27日に始まり、まずは反体制派が支配していたアレッポとイドリブの各県で、次いでハマー、ダラア、スワイダー、ホムスの各都市、そして最後にダマスカスでも始まった。

また、双方はガザ地区での停戦努力、捕虜の釈放、ガザ地区への人道支援の拡大について話し合った。

アメリカの支援を受けて、イスラエルはガザ地区で大量虐殺を行っており、15万人以上のパレスチナ人犠牲者や負傷者を出し、そのほとんどは子供や女性である。また、大規模な破壊で1万1000人以上が行方不明となっており、飢餓で数十人の子供や高齢者が死亡した。

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( 翻訳者:齊藤日向子 )
( 記事ID:59218 )