イラン:アサド失脚後もイランは盤石
2024年12月11日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■革命防衛隊司令官:イランはアサド失脚後も弱体化していない
【n.p.:本紙 、諸通信社】
イランのメディアは、フサイン・サラーミー革命防衛隊最高司令官が昨日火曜日に「イランは、盟友であるシリアのバッシャール・アサド氏の失脚後も弱体化していない」と述べたと伝えた。
同メディアはまた、サラーミー最高司令官が非公開会議にて議員に対し「我々は弱っていないし、イランの力は衰えていない」と述べたと加えた。
ロイター通信によれば、イランとロシアは2011年にシリアで内戦が始まって以来、軍事的、人員的、また空軍の支援によりアサド政権を支えてきた。
イラン政府は、イスラエル及び中東における米国の影響力に対抗するために、イランの盟友が権力の座にとどまり、「抵抗の枢軸」を維持するよう、シリアに革命防衛隊を派遣した。アサドのシリア脱出は、イランが自身の力を顕示したり、地域全体の反体制派、特に先月イスラエルとの停戦に合意した、レバノンにいる盟友ヒズブッラーとのネットワークを維持したりする能力を低下させた。
サラーミー最高司令官は、シリアの最新の動向を研究するために開かれた会合で、「シオニスト政体(イスラエル)打倒は、優先事項のリストから外れていない」と述べた。
イラン外務省はアサド失脚後、シリアの社会のあらゆる層を代表する政府を樹立するため、国民の対話を呼び掛けている。
また、イランのファーティマ・ムハージラーニー政府報道官は今日、「シリア領土一体性の尊重」を呼び掛け、「シリアの人々は彼らの行く末を自身で決めなければならない」と述べた。
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( 翻訳者:鈴木美織 )
( 記事ID:59256 )