ガザ:UNRWA「ケレム・シャローム通行所を介した支援物資輸送が不可能に」
2024年12月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
■UNRWA:援助の輸送が不可能になった…イスラエル元国防相「イスラエルは民族浄化を続けている」
【ガザ:本紙】
イスラエル占領軍がガザ地区に対して行っている血塗られた攻撃が続き、避難民のテントや住宅に及んだ爆撃により子供を含む犠牲者の数は数十人に上った。
またガザ地区北部では破壊された家屋の瓦礫の下にいまだ多くの人々がとり残されており、大規模な破壊のため誰も彼らを救い出すことができないばかりか、民間防衛部隊の活動も停止した。
この状況は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が、イスラエルが妨害と略奪により輸送を不可能にさせたために、ケレム・シャローム国境検問所を介した(支援物資)輸送を中断したと発表したことで、援助が欠乏したことによってさらに深刻化した。
複数の医療筋が「ジャズィーラ」に伝えたところによれば、今朝から本レポートが執筆された夕方までに、ガザでの犠牲者数は34人に上った。
記録されている最後の攻撃では、ガザ地区北部のバイト・ラーヒヤー区画に対する占領軍の爆撃によって、殉教者は10人以上に上り、他にも負傷者らや行方不明者らが出た。
これはイスラエル人が特に、包囲されたガザ地区北部で虐殺と犯罪を増加させている時期に行われたものであり、同区域は2か月以上にわたって地上攻撃にさらされたことで住民らが強制移住を余儀なくされている。
イスラエルの元国防大臣であるモーシェ・ヤアロン氏は、イスラエルがガザ地区で戦争犯罪と民族浄化を行っていると非難した。
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( 翻訳者:石井風帆 )
( 記事ID:59319 )