2024年何がどれだけ値上がりしたか
2024年12月30日付 Cumhuriyet 紙
トルコで2024年はインフレの影響で家計を難しくする値上げとともに過ぎた。天然ガス、液体燃料、家賃、教育といった基本的な需要における価格上昇は、購買力を深刻に弱体化させた。さてどの商品やサービスがどれほど値上げされたのか。詳細は。
2024年は、インフレと物価高騰が国民への影響を強めた1年であった。天然ガス、液体燃料、家賃や日用品における値上げが、幅広い分野で感じられた一方、この状況が人々の購買力を著しく弱体化させた。
2024年は、家計を難しくする値上げに満ちた1年として記録された。
ビルギュン紙の情報によると、エネルギーから交通、家賃から教育まで多くの分野で物価が上昇した。選挙期間の一時的な割引の後、1年中続く物価上昇は人々の話題から消えることはなかった。天然ガスから液体燃料、家賃から日用品まで広範囲で値上げの割合が注意を引いた。そこで2024年に物価高騰を示した数字と詳細は...。
■天然ガスへ38%の値上げ
2023年5月の総選挙前に天然ガスは消費家庭に1月の間無料となった。2024年4月の終わりまではというと、1月あたり25㎥まで無料だった。
2023年5月の総選挙と2024年3月の地方選挙が終わると値上げの機会を得た。
このように2024年8月1日に、家庭で使用される天然ガスの定額販売価格は38%の値上げとなった。8月に、家庭で使用される天然ガスの販売価格は38%、年間で天然ガス消費が30万㎥以下の自由「料金」消費者の電力生産を除いて使用した天然ガスの販売価格は33.1%増加した。
■家賃の値上げにおける新たな適用
家賃では25%を上限とする適用が2024年7月1日で終了した。これ以降では家賃の上昇率は、インフレ率に連動して消費者物価指数に応じて発表され、月毎の家賃の上昇率は次のようであった。
2024年7月65.07%、8月65.93%、9月64.91%、10月63.47%、11月62.02%
■電気
電気の小売価格は、住宅用で38%、農業事業者用で30%、公共サービスおよび民間サービス用の下位は38%、上位は20%の上昇となった。価格改定は2024年7月1日に有効となった。
■橋と道路
2024年に橋と道路[の通行料金]に3度の値上げが行われ、上昇率は次のとおりであった。2023年12月31日には自動車に対して8.5リラであったイスタンブルのボスフォラス大橋とファーティフ・スルタン・メフメト橋の片道の通行料が1年で33リラになった。このようにここ1年で288%の値上げが行われた。2023年12月31日には自動車に対して19リラであったイスタンブルのヤウズ・スルタン・セリム橋の片道の通行料は、ここ1年で70リラになった。
このように1年で288%の値上げが行われた。2023年12月31日には53リラであったユーラシアトンネルの日中の自動車の通行料は、ここ1年で156リラに上昇した。このようにここ1年で194.3%の値上げが行われた。2023年12月31日には自動車に対して184.5リラであったオスマンガズィ橋の片道通行料は、ここ1年で555リラになった。このように1年で200.8%の値上げが行われた。2023年12月31日には自動車に対して205リラであった1915チャナッカレ橋の片道の通行料は、ここ1年で585リラに上昇した。このようにここ1年で185.3%の値上げが行われた。
◾️液体燃料
2023年12月31日に軽油1リットルの値段は37.15リラであり、ガソリン1リットルは34.53リラ、LPG1リットルは18.80リラであった。これに続く一年、軽油1リットルは43.91リラ、ガソリン1リットは43.14リラ、LPG1リットルは26.79リラになった。つまり過去一年に軽油18.19%、ガソリン24.93%、LPGは42.5%値上がりした。他方で、2023年7月16日に大統領令で各種液体燃料には一括の特別消費税は各燃料につき5リラの値上げが行われ、この価格は6ヶ月に一度生産者物価指数の上昇に応じて値上げを行うよう定められた。
◾️教育
2024年に大学で選択期間が導入されるとともに、私立大学では登録料金は年間100万リラ(約444万1200円)を超えた。同時期に私立高校の年間学費が100万リラを超える一方で、一部では300%を超える割合で値上げが行われた。教育省は、私立高校の「飛び級」で学んでいる学生には値上げ幅に制限を設ける一方で、新規に登録する学生の学費を定めるにあたって学校側に割り当ての数字を設けなかった。
◾️タバコ
タバコには6ヶ月に一度特別消費税に割増を加える中、インフレや為替危機も次々に値上げを加えた。2023年12月31日には最安値のタバコが45リラで売られる中、2024年12月31日には同じものが60リラで売られ始めた。このようにここ一年の増加率は33.3%となった。
◾️パスポート、免許証、身分証
さらに2024年に再検討が行われ58.46%の値上げが実施された。
こうして2024年に3年以上の期間のパスポート(注)料金は5044リラから8625リラ(約3万8305円)に、公証人登録・証明書は55リラから87リラに、抗議・督促証書は110リラから174リラに、パスポートは501リラから790リラに、身分証は86リラから130リラに、自動車免許証は624リラから990リラに、銀行の小切手では各一枚が33リラから55リラに値上げされた。
(注)一般旅券については、要望に応じて6ヶ月から10年までの期間を申請できる。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:59392 )