善良党、DEM党に門戸閉ざす―解決プロセスに背
2025年01月03日付 Medyescope 紙


善良党のミュサヴァト・デルヴィシュオール党首は、イムラルを議題に訪問を開始したDEM党代表団と、面会しないつもりであると明かした。デルヴィシュオール党首は「我々は『テロのないトルコ』という張りぼてによって示された不名誉な政治に正面から向き合い、国民を欺くことは二度とさせない」と語った。

DEM党代表団の12月28日のイムラル訪問後、ペルヴィン・ブルダン氏とスッル・スレイヤ・オンデル氏、アフメト・チュルク氏は、昨日(1月2日)TBMMのヌマン・クルトゥルムシュ議長、MHP党のデヴレト・バフチェリ代表と面会した。代表団は、各政党を回った後、各非政府組織、組合にもイムラルを議題とする訪問を続けるとしているが、善良党はDEM党への門戸を閉ざした。

善良党のミュサヴァト・デルヴィシュオール党首は、今日(1月3日)、党本部でこの件についての会見を行った。2013~2015年の解決プロセスを想起したデルヴィシュオール党首は、「10年前に最初の試みが行われ、今日では『新たなパラダイム』の名の下、再び持ち出された背信的な計画を我々は、指導者とその政権の存続のために、ベシテぺ(大統領)・バルガット(各政党)・イムラル(PKK)が団結した一つの試みとして目の当たりにしている」と語った。

■デルヴィシュオール:「我々は代表団には取り合わない」

このプロセスをMHPのデヴレト・バフチェリ党首とAKP党首のエルドアン大統領が後押しし、PKK首領のアブドゥッラー・オジャランが貢献していたとしたデルヴィシュオール党首はつぎのように述べた。

「この新たなパラダイムが排除しようとしているのは、AKP党とDEM党が100年にわたる幕間とみなしてきた我々の共和国だ。MHP党首が前のめりで称賛してきた計画がこれである。彼らはそれほどまでに厚かましく、手は血にまみれ赤ん坊まで殺すテロ組織の指導者が偉大なトルコ国民の前に平和の象徴として現れている。我々が、共和国の敵と通じることはあり得ない。善良党は、恩赦を求めるテロ組織を、そして首領とされる人物や、それらを正当化しようとする代弁者たちや協力者たち、政治的責任を持たない代表団を決して受け入れない。」

■「テロのないトルコという張りぼてで名誉を失った政治」

「我々は問題を議論することにではなく、問題の根源と話し合うことに反対している」と話したデルヴィシュオール党首は、「テロのないトルコ」という標語が用いられていることにも疑問を呈した。デルヴィシュオール党首は次のように続けた。

「テロのないトルコにではなく、テロ組織やテロの首謀者を正当化することに異議を唱えているのだ。我々は『テロのないトルコ』という張りぼてによって示された不名誉な政治と対峙し、国民を欺くことは二度と許さない。すべての人に、これからも善良党が歴史の中で正しく位置付けられることを確信してほしい。」

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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:59421 )