シリア、関税超値上げ、企業は困惑
2025年01月17日付 Cumhuriyet 紙
トルコから輸入された品物の関税に300%にも達する値上げがあった。この件に関して共和人民党(CHP)の商務省事案の責任者ヴォルカン・デミル副党首は、本紙の取材に応じた。デミル氏は、現在「不透明で、先が見通せない」状態にあると述べた。
シリア陸海通商行政体は、1月11日に国の全ての国境検問所で適用される関税の統一化を決定した。メディアが報じたところによると、決定後に、トルコから輸入された品物の関税に300%にも達する値上げがあった。CHPの商務省事案の責任者ヴォルカン・デミル副党首は、現在「不透明で、先が見通せない」状態にあると述べ、「シリアの暫定政権と何週間も行った会談の中で、政府はこの話題を議題としなかったことは明らかだ。」と述べた。
シリア陸海通商行政体は、1月11日に国の全ての国境検問所で適用される関税の統一化を決定した。この決定は大きな反響を呼んだ中、メディアが報じたところによると、決定後に、トルコから輸入された品物の関税に300%にも達する値上げがあった。この件に関してCHPの商務省事案の責任者デミル副党首は、本紙の取材に応じた。デミル氏は、現在「不透明で、先が見通せない」状態にあると述べた。また、シリアの復興にはトルコを巻き込む多くの側面があると強調し、次のように語った。「このうちの一つに、我々が輸出する品物やサービスがどのように関税体制下に置かれるかという点がある。シリアの暫定政権と何週間も行った会談の中で、政府はこの話題を議題としなかったことは明らかだ。」
◾️「企業は困惑している」
デミル氏は、政府がシリアの暫定政権とこの話題について議論しなかった結果、企業が困惑していると強調し、「(企業は、)以前の税率計算のまま[費用の]負担を負えば損失が生じ、負担を負わなければ[取引先との]関係を失うと心配している。現在、国境検問所で長い行列があると聞いている。」と述べた。同氏は、トルコがシリアと新しい経済協定のために動かなくてはならないと明らかにし、「輸出業者を阻むこの霧のカーテンを開けなければならない。シリアが復興する中で、上質な経済協定は、両者ともにウィンウィンの結果を出すであろう。このような協定は、輸出企業の費用算定を容易にし、またシリアの経済復興に貢献するであろう。」と述べた
◾️関税値上げ、しかし収入は少ない
EUは172ユーロ、イギリスは143ポンド、シリアは20ドルの税を課す。
CHPのデミル副党首は、シリア暫定政府が引き上げ設定した税率を他国と比べた。同氏は、他国から輸入された小麦粉1トンに対してEUは172ユーロ、イギリスは143ポンドの関税を課すとし、シリアは2ドルから20ドルに値上げしたと明らかにした。
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( 翻訳者:山口晴夏 )
( 記事ID:59508 )