ガザ:ガザ地区南部の主要病院が燃料不足のため医療サービスの提供停止を余儀なくされる(2)
2025年01月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ガザ地区南部のナースィル医療複合施設が燃料不足のため複数部門の医療サービス提供を停止
【ガザ:アナトリア通信】
さらに同声明は、「センターに存在する燃料は、小型発電機を3時間しか稼働させることのできない量である」と説明した。
また同施設は、医療サービスを継続的に提供するために毎日約5,500リットルの燃料が必要だと指摘しつつ、国際的な機関に対し病院に燃料を供給するための介入を行うよう呼びかけた。
ナースィル医療複合施設は、ガザ地区南部、特にラファフとハーンユーニスの2市にサービスを提供する中央病院であり、「ガザ欧州病院」や「アマル病院」、そして数か月に及ぶ虐殺の期間中に設立された数々の野戦病院とともに機能している。
これらの病院は、イスラエルがガザに厳格な封鎖を課しており、ごくわずかな量を除いて同地区への救援物資の導入を妨害しているため、医薬品や医療物資の極端な不足に苦しんでいる。
ガザ政府の報道局によると、2023年10月7日以来、イスラエル軍は34の病院と80の医療センター、そして162の医療機関を機能停止に追い込み、136台の救急車を破壊したという。
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( 翻訳者:山中李咲 )
( 記事ID:59530 )