オジャランと再面会のDEM党関係者「このプロセスは皆に役立つ」
2025年01月23日付 Medyescope 紙
人民の平等と民主主義(DEM)党代表団はアブドゥッラー・オジャラン氏と面会をしたのち書面による発表を行った。「このプロセスは、私たち全員を共に自由に暮らせるようにする。」
DEM党代表団は、昨日(1月22日)、イムラル島でクルディスタン労働者党(PKK)指導者アブドゥッラー・オジャランと2度目の面会を行った。アフメト・テュルク氏は、この2回目の面会のDEM党代表団に参加しなかった。代表団はオジャラン氏との4時間にわたる面会を終えて戻った。
DEM党代表団はPKK指導者アブドゥッラー・オジャランとの2度目の面会後、書面による声明を発表した。
声明では、オジャランがボルの[ホテル]火災で命を落とした人々の遺族に哀悼の意を表したと伝えられた。
声明では、代表団がオジャランに諸会談について報告を行ったとし、次のように述べた。
「我々はDEM党イムラル代表団として、2025年1月22日にイムラル島でアブドゥッラー・オジャラン氏と面会した。面会中、オジャラン氏はまずボルでの悲惨な火災で命を落とした人々の遺族に哀悼の意を表し、負傷者の早期回復を祈った。
我々代表団は、今まで行なってきた諸会談に関して彼に必要な情報を提供した。オジャラン氏のこのプロセスに関する取り組みは継続している。この件に関する準備が整い次第、必要な説明を国民に対して行う予定だ。
我々も代表団として、今後も取り組みと折衝を継続し、進展があれば国民に知らせていく。このプロセスは、私たち全員を共に自由に暮らせるようにする。私たちは、このことが実現することを願って、社会のあらゆる層からの貴重な援助を期待している。」
◾️オジャランはどんなメッセージを送ったのか?
[DEM党の]ペルヴィン・ブルダンとスッル・スレイヤ・オンデル両氏は12月28日にオジャランと面会した。その後、DEM党は面会の詳細を共有した。オジャランは、[民族主義者行動党の]バフチェリ党首の呼びかけにゴーサインを出し、「バフチェリ氏とエルドアン氏が力を与えた新しいパラダイムに積極的に貢献するために必要な能力と決意を持っている」と述べた。
面会でアブドゥッラー・オジャランが口にした考えの枠組みは、次のように伝えられた。
・トルコとクルド人の兄弟関係を強化することは、すべての国民にとって決定的に重要だ。
・トルコの政界は、狭隘な算段から離れ、建設的で前向きな貢献をすることが不可欠である。トルコ大国民議会は、こうした貢献のための最も重要な地盤となるだろう。
ガザとシリアでの出来事は、外国の介入によって深刻化した問題の解決が難しいのを明らかにした。この件は真剣に取り組む必要があると強調した。
オジャランは、民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首とレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が支持する新しいパラダイムに積極的に貢献する用意があると述べた。
◾️諸政党とのマラソンは終わった
DEM党代表団は[1回目の面会後に]イムラル島の問題に関して諸政党と面談した。12月28日にイムラル島でPKK指導者オジャランと会談したブルダン、オンデル、テュルクの3人は、まず1月2日にトルコ大国民議会のヌマン・クルトゥルムシュ議長、その後民族主義者行動党デヴレト・バフチェリ党首と会談した。
DEM党の2番目の行き先は民族主義者行動党のトルコ大国民議会会派となった。民族主義者行動党のバフチェリ党首はまずアフメト・テュルク氏に挨拶し、代表団を温かく歓迎した。40分間の会談後、バフチェリ党首とともに記者団の前に姿を現したDEM代表団は声明を発表しなかった。
代表団は1月6日月曜日、トルコ大国民議会で公正発展党議会会派のアブドゥッラー・ギュレル代表と会談した。その後、DEM党代表団は至福党のマフムト・アルカン党首と未来党のアフメト・ダヴトオール党首を訪問した。
1月7日火曜日、DEM党代表団はトルコ大国民議会でCHPオズギュル・オゼル党首、DEM党党本部でアリ・ババジャン、新福祉党党本部にてファティフ・エルバカン党首を訪問した。
代表団は、人民の民主主義党(HDP)元共同議長のセラハッティン・デミルタシュとフィゲン・ユクセクダー氏の二人を訪問した。
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( 翻訳者:芝田幸恵 )
( 記事ID:59553 )