イスラエル:1万人規模の兵士不足に直面するイスラエル軍の将来とは(3)
2025年01月23日付 al-Quds al-Arabi 紙
■『マアリヴ』紙「1万人の兵士不足...戦線が積みあがっていくなかで、イスラエル軍は自らの将来をどのように見ているか?」
【アヴィ・アシュナケージ】
イスラエル国防軍の人事部門長であるドド・バル・ハリファ少将は、外交安全保障委員会で、軍隊には6,000人から7,000人の戦闘員が不足しており、さらに高度な戦闘を支援するための約3,000人が不足していると述べた。要するにイスラエル軍は正規軍において、あと1回の戦闘を行うための機会を欠いているのだ。
第2の出来事は、「連合」が10月7日の出来事に関する公式調査委員会の設置を妨害したことである。これは単なる政治的な問題ではなく、公式調査委員会には我々全員の安全保障をもたらす軍事的な意味がある。抜本的な調査だけが、改革につなげるために失策を表面化させることができるだろう。
イスラエル軍が目にした唯一の光明は、イスラエル・カッツ国防相が昨日、参謀総長の候補者3人を明らかにしたことである。アミル・バラエム少将、タミル・イェダイ少将、エヤル・ザミル予備役少将である。3人とも正規軍からの候補者であり、完全な適正を有している。また3人とも戦力構築派の出身だ。つまり国防大臣は、軍隊が発出する優先順位を短期的にも長期的にも示しているのだ。つまり復旧、建設、そして北部と南部における戦争継続の準備である。
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( 翻訳者:田内香凜 )
( 記事ID:59583 )