チュニジア:真実・尊厳委員会前委員長の釈放を要求
2025年01月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■チュニジアの政党や団体は真実・尊厳委員会前委員長の釈放を要求
【チュニス:本紙】
政党や市民団体を含む幅広い連合体であるチュニジア権利・自由ネットワークは、真実・尊厳委員会の前委員長の健康状態が勾留中に悪化したことを受け、同氏の釈放を訴えた。
同ネットワークは水曜日の声明で、「スィハーム・ベン・スィドライン氏は、16日前に自身の人間的な自由と尊厳の権利を守るためのハンガーストライキを開始した。そして健康状態が悪化したことにより、身体的・精神的に危機的な状況で病院に搬送され、集中治療室に入院した。チュニジア権利・自由ネットワークは、スィハーム・ベン・スィドライン氏との全面的な連帯を表明する。同氏の命を脅かすどのような重大な結果も、クーデター政権に全責任がある」と述べた。
同ネットワークは、「スィハーム・ベン・スィドライン氏に関する不当な扱いをやめ、即時釈放するよう要求する。そして、同氏が受け、またポピュリズムに基づくクーデター政権によりチュニジア国民にも及んだ、重大な人権侵害を非難する。」と述べた。
同様に「事前の通知や法的な釈明なしに同氏の勾留延長を決定することは、同氏の権利に対する甚だしい侵害であると判断される」と指摘した。
同ネットワークはまた、「男性であれ女性であれ、すべての政治犯や良心の囚人との完全な連帯と、彼らの即時釈放の要求」を表明し、「クーデター政権が、自由の声を封じ、基本的な自由を抑圧することを目的として行っている、抑圧と見せしめの政治」を非難した。
(後略)
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( 翻訳者:庄司陽 )
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