シリア:治安当局が前政権の准将を逮捕
2025年03月23日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シリア治安当局がマーヒル・アサド少将に近い准将を逮捕

【ダマスカス:アナトリア通信】

シリア治安当局は土曜日(22日)、マーヒル・アサド少将に近いアブドゥルカリーム・アフマド・ハマーダ准将を逮捕したと発表した。

シリア東部のダイル・ザウル県は、テレグラムの公式アカウントを通じて発表した声明でこのことを伝え、同県の総合治安局がハマーダ准将を逮捕したと報じた。

声明は、ハマーダ准将が旧体制との和解(社会復帰)を担当する局の責任者を務め、マーヒル・アサド少将に近い人物として知られていたと指摘したうえで、彼が前政権の士官らとイラン革命防衛隊の幹部らとの連絡責任者兼顧問であったことも明らかにした。

現時点では、シリアの声明に対してイラン側からのコメントは出されていない。

バッシャール・アサド政権の崩壊以降、軍事作戦司令部は、前政権関係者の武器引き渡しを目的とした和解センターを開設したが、一部がこれを拒否したため、複数の県で衝突が発生した。

2024年12月8日、シリアの反体制派諸派は同国を掌握し、61年にわたるバアス党支配と、53年におよぶアサド一家による統治に終止符を打った。そして1月29日には、アフマド・シャルア指導者が移行期間の暫定大統領に任命されたのに加え、武装勢力や治安機関の解体、人民議会(国会)やバアス党の解散、憲法の無効化などが決定された。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:59863 )