イスラエル:警察がガザの元捕虜を被害者とする強姦事件の情報拡散を禁止
2025年03月31日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル警察、ガザの元捕虜が被害者となったテルアビブの強姦事件についての情報拡散を禁止
【ロンドン:本紙】
イスラエル警察は、テルアビブを揺るがした強姦事件の詳細の拡散に制限を課した。当該事件は有名なフィットネストレーナーが20歳の女性に対する性的暴行の容疑で逮捕されたというものである。
『イェディオト・アハロノト』紙によると、SNS上で人気があることで知られるこのコーチに対して異例の告訴状が提出され、同人は家宅捜索を受けたのち逮捕に至ったという。
しかし報道筋や独立系ジャーナリストらが、被害者とされる人物がここ数か月以内の捕虜交換取引によりガザから解放された元イスラエル人捕虜ミア・シェムさんであると暴露したことで、論争は激化した。
シェムさんは以前釈放後のインタビューで、カッサーム旅団のメンバーから良い扱いを受けていたと明らかにした他の捕虜らの証言があったにもかかわらず、レイプされるのではないかと常に怯えながら暮らしていたと主張した。
報道によると、彼女は友人らに対して、コーチとは共通の知人らを通じて知り合い、彼から麻薬を渡されたのち暴力的にレイプされたと語ったという。また『イスラエル・ハヨム』紙が当時報じたところによると、これらの告発は、彼女が3月24日に予定されていた自身の結婚式をキャンセルしたタイミングで生じたものだという。
(後略)
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( 翻訳者:中原葉 )
( 記事ID:59898 )