レバノン:レバノン産アルコール飲料に関する委員会が設立
2025年04月02日付 Al-Nahar 紙


■レバノン産ワインとアラクに関する農業省の重大決定

【本紙】

ニザール・ハーニー農業大臣は、レバノン経済でワイン・アルコール飲料の部門が果たす役割を考慮し、ルイス・ラッフード農業省局長を議長とする「ワイン、アラク、アルコール飲料に関する国家委員会」を設立する決定を発表した。

この決定の目的は、アルコール飲料に関連して、市場アクセス、税制、マーケティング、知的財産権、地理的表示およびフードセーフティ、社会政策を強化・改善することにある。

この委員会のメンバーは次のとおりである。国立ブドウ・ワイン研究所理事会議長、ワイン醸造家連盟(UVL)委員長、ワイン・アルコール・スピリッツ飲料生産者組合組長、アルコール飲料販売・輸出入業者組合会長、農業省地方開発局局長、農産加工局局長のほか、商工・産業・農業会議所連盟、農業科学研究所、レバノン規格基準機構 (LIBNOR)、産業研究所、レバノン大学・セント・ジョセフ大学・カリスク大学の各農学部の代表者ら。

そしてハーニー大臣は、この委員会の活動目標を以下のように定めた。

酒類部門が高い水準に到達するために、すべての関係者による取り組みを相互に調整すること。

有効な基準、法律、条令を遵守すること。

国内レベルや世界レベルで酒類業界がもつ優先性について提言すること。

ワインやアラクをはじめとするアルコール飲料に関する研究や計画の実施度合いを監督、フォローアップすること。

レバノンにおけるアルコール飲料の生産についての理解を促進すること。

ワインやアラクをはじめとする輸出用アルコール飲料が、輸出相手国のアルコール飲料と同様の扱いをされる状態を確保すること。

海外市場への自由かつ公正なアクセスの実現。

レバノンの醸造会社のために社会的責任のあるプロジェクトを開発すること。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:59910 )