オンデルの病状、よい兆し
2025年04月17日付 Medyescope 紙
人民の平等と民主主義(DEM)党のスッル・スレイヤ・オンデル国会議員の治療を行った病院が声明を発表した。声明では、「パラメーターは改善されています。治療に対し、良い反応を示しています。」と述べられた。また、治療期間が長期にわたることも明かされた。さらに声明では、「左心室の伸縮はかなり良い状態ですが、右心室の伸縮は今のところ良好ではなく、非常にわずかな伸縮がみられます。」と語った。
トルコ大国民議会副議長であり、人民の平等と民主主義(DEM)党のイスタンブル選出の国会議員であるスッル・スレイヤ・オンデル氏は、大動脈解離のために緊急手術を受けた。オンデル氏の手術は12時間にも及んだ。
オンデル氏が集中治療室にいるフローレンス・ナイチンゲール病院から声明が発表された。同声明はオンデル氏が治療に良好な反応を示したと明らかにし、「脳波計測装置(EEG)が24時間取り付けられます。治療プロセスが長いので、待機することになります。集中治療が続いています。」と述べられた。
チャブラン・チフチ院長は、オンデル氏の容態が昨日よりも回復したと述べた。
病院からの声明は以下の通り。
「スッル・スレイヤ・オンデル様は、全般的に、私たちの治療によい反応をみせています。全体の、代謝のパラメーターは改善されています。アシドーシスも改善されており、尿量も正常になりました。
本日、腎臓機能を守るために血液濾過を実施する予定です。自発換気もあります。痛みを伴う刺激に対しても反応があります。血圧と循環は昨日より正常です。
脚の末梢循環は良好です。 体外式膜型人工肺(ECMO)、ノルアドレナリン、ドーパミンの下で、平均値は110/66mmHgです。左心室収縮は非常に良好です。右心室の収縮はまだ良くなく、非常にわずかな伸縮がみられます。 脳波計測装置(EEG)が24 時間装着されます。治療プロセスは長いので、待つことになります。集中治療は継続中です。皆様に謹んでお伝えします。」
◾️院長から声明
チャブラン・チフチ院長は本日、各紙への声明で以下のように述べた。
「スッル・スレイヤ・オンデル氏の容態は昨日と比較して非常に良好です。我々の治療に対し、かなり良い反応を示しています。神経内科の点でこの先より明確な情報を毎日共有いたします。右心室の伸縮の問題は続いています。感染症は我々が最も恐れる事態です。我々は免疫治療を行っており、強力な抗生物質を投与しています。オンデル氏自身の排尿も良好な状態で行われています。血液濾過の必要があり、これらを間隔を開けて続けることになります。集中治療期間が続いており、時間を要します。我々の病院の痛みを伴う刺激に対する反応はかなり良好で、心音が確認できており、この心音に対して我々の判断を可能とする反応を見せています。これらは非常に好ましいことです。しかし、オンデル氏は現在体外式膜型人工肺(ECMO)の補助下にあるため、具体的に神経内科的な意味で状況を完全には明らかにできません。この先毎日公開いたします。右心室の回復は通常、様々なケースで5日間ですが、この期間は病状により長くなる可能性があり、私見では10日から40日の間です。長い時間が必要ですが、我々はオンデル氏が回復すると考えています。オンデル氏の命の危機はまだ継続しています。感染症への罹患にさらされている限り、集中治療室にいる患者は常に命の危機が続きます。この患者でもその危険性はかなり高いです。」
◾️オンデル氏の娘に反応
医師のエルタン・サーバシュ氏は、オンデル氏の状況に関する情報を発表した。サーバシュ氏は以下のように述べた。
「我々に希望を持たせる1つ、2つのパラメーターがあります。循環に関するパラメーターに改善がみられます。出血は止まったようです。自力で呼吸をしようとしているようです。オンデル氏は、彼の娘が側に来た際に反応しました。これらは良い兆候ですが、心臓の右側で伸縮がないのが続いています。身体機能は人工心臓・肺に委ねられています。我々もリアルタイムの観察を続けています。」
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:佐田優美香 )
( 記事ID:59981 )